マヌカハニーには、効果や効能を示す「UMF」、「MGO」、「MGS」といったアルファベットの基準がありますよね。
この3つの基準はいずれもニュージーランド政府が正式に認定しているブランドマークですが、ほかにも「NPA」や「TA」といった表記の商品があるのもご存知でしょうか?
知名度はマイナーですが、商品の口コミを見ると「NPA」と「TA」にも特有のメリットがあります。このページではマヌカハニーのブランドマークの 「NPA」と「TA」についてご紹介します。
目次
マヌカハニーの基準「NPA」や「TA」をあえて選ぶメリットとは?
マヌカハニーのNPA(Non Peroxide Activity)|そのメリットは?
NPAの「Non-Peroxide Activity」を日本語に訳すと「過酸化水素以外の効果」です。
つまり、はちみつに含まれている殺菌作用物質である「過酸化水素」以外の物質「食品メチルグリオキサール」だけを対象に検査したマヌカハニーです。
数値はおもにNPA5+、NPA10+、NPA15+、NPA20+の4種。数値が高いほど食品メチルグリオキサールの密度が濃い(=抗菌活性力が高い)と言え、このあたりはUMFやMGOと同様の効果も期待できるでしょう。
しかし、メジャーなUMFやMGOとの決定的な違い(デメリット)はニュージーランドの政府機関による厳正なチェックがされていないことです。NPAは、簡単に言えば「独自の検査でラベル表記している」ということになります。
ビッグベア
NPA、UMF、MGOの数値比較
NPA5+ | UMF5+ | MGO83~MGO260 |
NPA10+ | UMF10+ | MGO261~MGO353 |
NPA12+ | UMF12+ | MGO354~MGO511 |
NPA15+ | UMF15+ | MGO512~MGO691 |
NPA18+ | UMF18+ | MGO692~MGO822 |
NPA 20+ | UMF 20+ | MGO 823以上 |
マヌカハニーのTA(Total Activity)|そのメリットは?
トータル・アクティビティーの名前のとおり、はちみつに含まれている全成分の殺菌力を表した基準です。
一般的なマヌカハニーは、メチルグリオキサール(MGO)の数値やフェノール溶液の濃度(UMF)を表したものですが、TAは抗菌成分のメチルグリオキサールと過酸化水素(以下、HP)を合わせた数値です。
また、TAはフェノール溶液の比較等級法で検査を行っていて、黄色ブドウ球菌への殺菌力が同濃度フェノール溶液と同効果が得られるかも調べています。
つまり、NPAと同じようにニュージーランド政府のチェックは通っていませんが、十分に効果が期待できるハチミツと言えるでしょう。
TAとジャラハニーの関係
マヌカハニーの商品を検索していて、「ジャラハニー」というはちみつの存在を知ったかたは少なくないでしょう。
オーストラリア産のはちみつで殺菌力が高いことで有名な「ジャラハニー」は、マヌカハニーに匹敵する抗菌力を持つことで知られていて、TAの検査方法が用いられています。※ちなみにオーストラリア産のはちみつはUMF、MGO、MGSの表記ができません。
ジャラハニーは、オーストラリアのみに自生するユーカリの一種であるジャラという高木から採取したはちみつです。ユーカリのはちみつに含まれているHPは、世界でもトップクラスの殺菌力・抗菌作用を持つことから、たびたびマヌカハニーと比較されます。
TA表記のマヌカハニーは、抗菌活性度の強さが比べにくいため、数値表記の信頼性が未知数と言われています。たとえば、抗菌力がMGO10+、HP10+の場合、ラベル表記はTA20+と記されますが、実際のMGO含有量が記載されていない商品が多いのです。初めてTAジャラハニーを購入するかたは、数値の低い安価なものから試すのがいいでしょう。
NPA、TAのマヌカハニー口コミ
大手ネット通販(アマゾン、楽天市場、Yahoo!ショッピング、アイハーブなど)の口コミを採取しました。
NPAとTAのマヌカハニーは、ニュージーランド政府のお墨付きがありませんので信頼度に欠ける面があります。しかし、数値の測定法はニュージーランド政府認定のUMF、MGO、MGSと通じますし、お手頃な価格で購入できますのでたくさんのファンを惹きつけています。
NPAマヌカハニーのおもな口コミ
TAマヌカハニー(ジャラハニー)のおもな口コミ
ジャラハニーのシェアは、一般的なマヌカハニーとは比べられないほど小さいですが、根強い支持者がいるのは確かなようです。NPAよりも安価に売られている傾向があります。
マヌカハニーの「NPA」、「TA」をあえて選ぶ最大の理由【まとめ】
NPAやTAといったブランドマークは、UMFやMGOなど有名な表記と比べると「安心感」という面では劣ります。しかし、それぞれの検査機関で確かな数値が示されていますので、信頼できる基準と言えるでしょう。何よりメジャーな商品と比べてお手頃な価格で販売されているのが、多くの愛飲者を惹きつける理由と言えます。
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