マヌカハニーとローヤルゼリーは、どちらもハチ(蜂)が生み出す健康食です。
しかし、両者の成り立ちや効果などについて詳しく知らないというかたは多いのではないでしょうか。
このページでは、ハチミツ製品のツートップと言えるマヌカハニーとローヤルゼリーの違いについて詳しくご紹介します。
目次
マヌカハニーとローヤルゼリーの違い。それぞれの成り立ち
マヌカハニーとは

マヌカ(日本名・ギョリュバイ)の樹木はピンクや白色の花を咲かせます
マヌカハニー(manuka honey)のマヌカとは樹木の名前です。おもにニュージーランドに自生するマヌカの樹木の花から採れたハチミツのことをマヌカハニーと言います。色は茶色で、濃厚な甘味や苦味も感じられ、どろっとしたような食感が特徴です。

見た目はだいたいこんな感じですが、味は千差万別。ちなみに、こちらの金蜜マヌカハニーはキャラメルに近い食感と味が特徴
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ローヤルゼリーとは

ローヤルゼリーはハチミツではありません。働き蜂の体内で作られる分泌される液状の物質
ローヤルゼリーはマヌカハニーのようなハチミツではなく、働き蜂が花粉を基に体内で分泌して作った物質です。ハチミツと同様にとろっとしていますが、色は乳白色で、酸味のある食品。見た目も味も、マヌカハニーとはまったく別物です。

ローヤルゼリー製品は、だいたいがこのように白色をしています。こちらの生ローヤルゼリーはほのかにお乳の味が……。独特の酸味も特徴
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ビッグベア
マヌカハニーとローヤルゼリーの長所(メリット)
マヌカハニーの長所
マヌカハニーの長所はたくさんありますが、代表的な3つをご紹介します。
- 強力な抗菌作用を持っている
- 健康のほか美容に効く成分もたくさん
- 安定した睡眠効果が期待できる
強力な抗菌作用を持っている
マヌカハニーには「メチルグリオキサール」という特有の成分が含まれています。メチルグリオキサールには強力な抗菌作用や抗ウイルス活性があり、摂取することで腸内環境の修復や、虫歯の予防、切り傷の治療などさまざまな健康効果が期待できます。
美容に効く成分もたくさんある
「シリング酸メチル」という抗酸化作用が認められている成分が含まれているので、アンチエイジングなど肌の再生へ効果が期待できます。また、コラーゲンの材料にもなるアミノ酸やポリフェノールも含まれているため、他の面からも美肌効果が見込めます。
安定した睡眠効果が期待できる
マヌカハニーには安眠効果が期待できる「アセチルコリン」と「トリプトファン」という成分が含まれています。「アセチルコリン」は副交感神経を、交感神経より優位に変えてくれる働きをし、身体を眠りやすくなるような状態へ導いてくれます。また、「トリプトファン」は睡眠にも大切な「セロトニン」という物質を生成するのに必要な成分です。「トリプトファン」と「アセチルコリン」があるため、睡眠効果が期待できます。


ローヤルゼリーの長所
ローヤルゼリーにも長所はたくさんありますが、代表的な3つをご紹介します。
- 更年期障害の緩和
- 高血圧やコレステロールの上昇を抑える
- 美肌効果
更年期障害の緩和
更年期障害は女性ホルモンの一つである「エストロゲン」が急激に減少することで発症します。ローヤルゼリーには特有の成分である「デセン酸」が含まれており、この「デセン酸」がエストロゲンと似たような働きをしてくれるのです。ホルモンバランスが整えられ、更年期障害を改善する効果が期待できます。
高血圧やコレステロールの上昇を抑える
血圧改善をするのに必要な「ペプチド」という成分がローヤルゼリーにはたくさん含まれています。そのため、高血圧の方は血圧を下げ、数値を安定させる効果が期待できます。また、ローヤルゼリーにはコレステロールが上昇したときの原因である、「リポタンパク質」の分泌を抑制する働きがあります。高血圧やコレステロールの数値を調整する効果が期待できますね。
美肌効果
ローヤルゼリーにはたんぱく質やビタミンB群、デセン酸が含まれており、これらは皮膚の新陳代謝を促したり、体内の活性酵素の増加を抑制する働きがあります。ローヤルゼリーを飲んだり、直接肌に塗ることで肌を若返らせる効果が期待できます。
マヌカハニーとローヤルゼリーの短所(デメリット)
マヌカハニーの短所
マヌカハニーの短所は以下の2点です。
- 金額が高い
- 糖分をとりすぎてしまう危険性がある
金額が高い
マヌカハニーはUMFやMGOという数値で、栄養成分の高さを表しています。この数値が高ければ高いほど効果が期待できるわけですが、そのぶん値段も高くなっていきます。
いわゆるアクティブマヌカハニー(医療効果が期待できるレベルのマヌカハニー)と呼ばれるものであれば相場5,000~8,000円。高いものだと4万円前後する商品もあります。


糖分をとりすぎてしまう危険性
世界的な健康食とはいえハチミツですので糖分が含まれています。砂糖よりカロリーは低く、太りにくい果糖とブドウ糖ですが、糖分ではあるため、過剰な摂取は良くありません。普段の食生活にもよりますが、糖分過多にならないよう注意しながら摂取しましょう。
ローヤルゼリーの短所
ローヤルゼリーの短所は以下の2点が挙げられます。
- 保存が大変
- アレルギー症状が出る可能性がある
保存が大変
ローヤルゼリーは空気に触れると酸化する恐れがあります。冷凍庫など温度の低い場所で保管しなければ鮮度も落ちてしまいます。食べる際も、使用するスプーンはステンレス製ではなく、プラスチック製のスプーンですくってから、室温に戻し、摂取してください。
アレルギー症状が出る可能性がある
花粉を素に作られているため、植物のさまざまな成分が含まれています。そのため、喘息や花粉症の人は症状が悪化する可能性を否定できません。アレルギーや花粉症の方が使用する場合は掛かりつけの医師に相談した上で摂取するといいでしょう。
【まとめ】
同じハチミツ製品のマヌカハニーとローヤルゼリーですが、見た目や味わいはまったく違うと言っていいでしょう。とはいえ、健康や美容に対する効果は、両者とも優秀。それぞれに特有の優れた成分が含まれていますので、用途に合わせて飲み分けてみてはいかがでしょうか。
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